藤本弘信

2013年、大学院を卒業し、26歳で実家の寺に帰山。 2025年より住職に就任。 現在、ホームページの充実や継職法要の準備に励みながら、 日々、お念仏のみ教えをお伝えできるよう努めています。

【勉強会】令和7年9月22日(月)14時~ 浄土真宗きほんの『き』

2025/7/22    

ご法事の際に、お焼香の作法に戸惑ったことはありませんか。 お仏壇を前にして、お飾りの一つひとつにどんな意味があるのだろうと感じたことはありませんか。 この入門講座では、そんなあなたのための講座です。お ...

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正像末和讃「如来の作願をたずぬれば」の意味をやさしく解説【浄土真宗の教え】

2025/4/13  

浄土真宗の宗祖である親鸞聖人が遺された『正像末和讃(しょうぞうまつわさん)』。その中でも、特に大切にされている一首が、今回ご紹介する和讃です。 如来(にょらい)の作願(さがん)をたづぬれば 苦悩(くの ...

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変わらないものが与える安心

2025/4/12  

あなたの「安心」は何ですか? 皆さんは、普段の生活の中で、何に「安心(あんしん)」を求めているでしょうか。 以前、友人との会話の中で、ふとこんな質問を投げかけた時がありました。すると、その友人は少し考 ...

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「痛いですね」と寄り添う心

2025/4/12  

教えではなく、救いを告げる仏さま 阿弥陀さまという仏さまは、少し他の仏さまとは違う点があります。それは、私たちに対して、何か難しい教えを告げて、その教えを守るようにと諭されたり、あるいは、私たちを一人 ...

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いのちの終い方、むかえ方 -お浄土に生まれるということ-

2025/4/12  

ある僧侶の述懐 先日、長年ご住職を務めておられる、あるベテランの僧侶の方のお話を聞く機会がありました。その方は、浄土真宗本願寺派の僧侶としての資格を頂いてからまもなく五十年、お寺の住職としての任を預か ...

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ご法事は誰のため?

2025/4/12  

「家族だけでも良いですか?」 ここ数年、コロナ禍の影響もあり、ご法事のお約束をいただく際に、施主さまから「今回のご法事は、本当に内々の者だけで、家族しかおりませんが、それでも構いませんでしょうか?」と ...

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時計台が見えない理由(ロバと時計台)

2025/4/12  

ロバと時計台のお話 以前、このようなユーモラスな、しかし示唆に富んだお話を聞いたことがあります。イタリアかどこかの、昔から伝わるジョークだそうです。 ある旅人が、田舎道を歩いていると、道端で休憩してい ...

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あなたの幸せ、あなたの痛み

2025/4/12  

阿弥陀さまの大慈悲心(だいじひしん) この度は、阿弥陀如来さまの大悲(だいひ)、その広大なお慈悲のお心について、皆様方と共に味わわせていただきたいと思います。 「大悲」とは、より丁寧に申しますと「大慈 ...

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世界が輝いて見えなくても

2025/4/12  

ある詩人のまなざし(高見順「電車の窓の外は」より) この詩は小説家、詩人として著名な高見順さん(1907~1965)が癌を患い、ご自身の死期がまもなくだろうことを自覚されていた時に書かれた詩、「電車の ...

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私を案じてやまぬ お慈悲

2025/4/12  

ある方のお母さまのお話 以前、ある方から、ご自身のお母さまを亡くされた時の、忘れられないお話を聞かせていただいたことがあります。 その方のお母さまは、今年(※執筆時点)1月、87歳のお誕生日の前日に、 ...

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願いの力にふれて -阿弥陀さまの本願力-

2025/4/12  

結婚披露宴での出来事 ある友人の結婚披露宴に参加された方のお話です。 披露宴も終盤にさしかかり、新郎の感動的な挨拶が終わり、新郎新婦は会場から退場されました。エンドロールの映像が流れ始め、それまで少し ...

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お念仏にいただく本当の利益

2025/4/12  

佐賀県のお寺の御門徒さん 以前、ご法座に伺った際に、聞かせていただいた心に残るお話があります。 そのお寺には、熱心にいつもお参りをなさる、一人暮らしのおばあちゃんがおられたそうです。ごく近しいご家族は ...

「心の使い方」と「心の在りよう」

2025/4/12  

あるSNSの投稿より 先日、ソーシャルネットワーク(SNS)に書かれていた文章が心に残りました。少し長くなりますが、ご紹介させていただきます。 『会社での雑談での事・・。昔の男の子は皆、自分のナイフを ...

阿弥陀さまからの「心のお弁当」 -添えられた手紙 南無阿弥陀仏-

2025/4/12  

お弁当の思い出 運動会や遠足といった学校行事で、私たちが一番楽しみにしていたのは、やはりお弁当の時間ではなかったでしょうか。お母さんが朝早くから作ってくれたお弁当。たとえ冷めたご飯とおかずであっても、 ...

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分別する私と 阿弥陀さまのまなざし

2025/4/10  

いのちを見るまなざし(松本梶丸先生の本より) いのちを見つめるということについて、以前読んだ本の中に、深く考えさせられる一節がありました。仏教学者の松本梶丸(まつもとかじまる)先生のご著書『生命の見え ...

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私は今しあわせです

2025/4/9  

火葬場で聞いた「しあわせ」 先日、あるご門徒さんのご葬儀があり、その後、火葬場までご一緒させていただくことになりました。その、静かだけれども様々な思いが交錯するであろうひとときに、喪主を務められた奥さ ...

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煩悩の身を知らされ 念仏の法に遇う

2025/4/9  

「立派な生き方」への願い 「立派な生活とは、感謝と反省を忘れず日々努力し向上していくこと」と言われれば、多くの方が頷かれることでしょう。確かにその通りだと感じます。 また、「正しい生き方に努めましょう ...

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変わりやすい私の心

2025/4/9  

「凡夫」とはどのような私か(親鸞聖人のお言葉) 浄土真宗を開かれた親鸞聖人は、私たち自身の姿を「凡夫(ぼんぶ)」という言葉で明らかにしてくださいました。『一念多念文意(いちねんたねんもんい)』という書 ...

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わすれられていない安心

2025/4/9  

これは、豪雨災害で甚大な被害を受けられた、あるお寺のご門徒さんが、災害から約半年を経て、新たにお仏壇をご自宅にお迎えされた時に、つぶやかれたお言葉です。 水害によって家財など大切なものを多くなくしてし ...

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渇きなき世界 -お浄土の八功徳水と阿弥陀さまの慈悲-

2025/4/9  

お浄土の池と八つの功徳の水(親鸞聖人の御和讃) 親鸞聖人がお書きくださった『浄土和讃』の中に、阿弥陀さまのお浄土の様子を描写された一首があります。これは、『仏説無量寿経』というお経に説かれている内容を ...