藤本弘信

2013年、大学院を卒業し、26歳で実家の寺に帰山。 2025年より住職に就任。 現在、ホームページの充実や継職法要の準備に励みながら、 日々、お念仏のみ教えをお伝えできるよう努めています。

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帰三宝偈とは

2019/1/19  

●帰三宝偈とは 葬儀の時に拝読するばかりで、あまり日常では耳にすることがないお経の一つです。 中国のお坊さんである善導大師(613年~???年)の著書『観経疏』「玄義分」の冒頭の一節が この帰三宝偈と ...

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第2回 お布施の書き方・のし袋の書き方・表書き

2019/1/19  

法事やお葬式、法座への参拝の時に、なんと書いたらいいのか分からない時ってありませんか? 間違えて出すと恥ずかしいので、調べてみても分からない時があるかと思います。 インターネットで調べても、それが浄土 ...

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第1回 お布施について

2019/1/19  

1、お布施とはなんでしょうか? ◎お布施とは、慈悲の心を持って、ひろく他人に施しをなすことです。 布施という言葉は、サンスクリット語の「ダーナ」を訳したもので、 「檀那だんな」と音訳されました。 この ...

凡聖逆謗斉回入 如衆水入海一味

2019/1/19  

(書き下し)凡聖逆謗ひとしく回入すれば、衆水、海にいりて一味なるがごとし (現代語訳)凡夫も聖者も五逆のものも謗法のものも、みな本願海に入れば、 どの川の水も海に入ると一つの味になるように、等しく救わ ...

能発一念喜愛心  不断煩悩得涅槃

2019/1/19  

(書き下し)よく一念喜愛の心を発すれば 煩悩を断ぜずして涅槃を得るなり (現代語訳)信をおこして、阿弥陀仏の救いをよろこぶ人は、自ら煩悩を 断ち切らないまま、浄土でさとりを得ることができる 以下6句で ...

五濁悪時群生海 応信如来如実言

2019/1/19  

(書き下し)五濁悪時の群生海、如来如実の言を信ずべし (現代語訳)五濁の世の人々は、釈尊のまことの教えを信じるがよい 五濁について ・劫濁とは、対立や戦争の絶え間ない時代の濁り ・見濁とは、仏の教法を ...

如来所以興出世 唯説弥陀本願海

2019/1/19  

(書き下し)如来、世に興出したまふゆゑは、ただ弥陀の本願海を説かんとなり (現代語訳)如来が世に出られるのは、ただ阿弥陀仏の本願一乗海の教えを説くためである この御文から、お釈迦さまがこの世にお出まし ...

本願名号正定業 至心信楽願為因

2019/1/19  

(書き下し)本願の名号は正定の業なり。至心信楽の願(第十八願)を因とす 等覚を成り大涅槃を証することは、必至滅度の願(第十一願)成就なり (現代語訳)本願成就の名号は衆生が間違いなく往生するための行で ...

普放無量無辺光 - 一切群生蒙光照

2019/1/19  

(書き下し) あまねく無量・無辺光、無礙・無対・光炎王、 清浄・歓喜・智慧光、不断・難思・無称光、 超日月光を放ちて塵刹を照らす。一切の群生、光照を蒙る (現代語訳) 本願を成就された仏は、無量光・無 ...

五劫思惟之摂受 重誓名声聞十方

2019/1/19  

(意訳)五劫もの長い間、思惟してこの誓願を選び取り、名号をすべての世界に聞こえさせようと重ねて誓われたのである。 (書き下し)五劫これを思惟して摂受す。重ねて誓うらく名声十方に聞えんと 語句の解説から ...

建立無上殊勝願 超発希有大弘誓

2019/1/19  

(意訳)最高にすぐれた願をお立てになり 世にまれな大いなる誓願をおこされた   (書き下し)無上殊勝の願を建立し 希有の大弘誓を超発せり   願とは、阿弥陀様の全ての衆生を救うとい ...

覩見諸仏浄土因  国土人天之善悪

2019/1/19  

意訳「仏がたの浄土の成り立ちや、その国土や人間や神々の善し悪しをご覧になって」 書き下し「諸仏の浄土の因、国土人天の善悪を覩見して」 阿弥陀仏が法蔵菩薩であった頃の話になります。 法蔵菩薩が世自在王仏 ...

法蔵菩薩因位時 在世自在王仏所

2019/1/19  

法蔵菩薩因位時 在世自在王仏所 (意訳)昔々、ある王様が世自在王仏の話を聞いて、深く感動し出家されて、 法蔵と名乗られ、世自在王仏の所で修行に明け暮れていた時 (書き下し)法蔵菩薩の因位の時、世自在王 ...

帰命無碍光如来 南無不可思議光

2019/1/19  

(意訳)無量の命をもち永遠の慈悲で私たちを救い、無量の光をもち真実の智慧で 私たちを照らしてくださる阿弥陀様に帰依します。   (書き下し)無量寿如来に帰命し、不可思議光に南無したてまつる。 ...

そもそも正信偈とは何でしょうか

2019/1/18  

「帰命無量寿如来」  (きみょ~むりょ~じゅにょらい~)から始まる、親鸞聖人が考えられた今でいう歌であります。 お経を見るとふりがなはあるけど、漢字ばかりで全然意味が伝わってこないと思います。しかし、 ...

いくらあったら交番に届ける?

2019/1/17  

先日、寺族青年会の研修があり御講師の先生(大津東組 浄土寺 荻隆宣 先生)のご講義を受けてきました。 先生がお話の中で、このようなお話をされました。 みなさんは落ちているお金を見つけた時に、いくらだっ ...

法然聖人出家の動機

2019/1/17  

法然聖人は浄土宗の開祖でありますが、浄土真宗では親鸞聖人と子弟関係にあり(法然聖人門下にいました)、 七高僧(ひちこうそう)といわれる第七祖にあたります。 正信偈には、本師源空明仏教(ほんしげんくうみ ...

行とは何なのか

2019/1/17  

修行と聞いて、みなさんはどのようなものを想像されますか? やっぱり滝に打たれるんでしょ?とか、火の中を歩いて渡るとか・・・ 確かにそのようなものをテレビで見たことがあります。 見たことがあるという事は ...

王貞治さんの話【365日法話】

2019/1/17  

今日は何の日かご存じですか??私の誕生日ではありません。 今日は、国民栄誉賞の日なんです。 1977年のこの日、2日前の9月3日に通算ホームラン数の世界最高記録を作った王貞治が、 日本初の国民栄誉賞を ...

夕日を見ながら

2019/1/17  

つい先日、夕食を終えて本堂の施錠をと思い、向拝(ごはい)の扉をしめてようとした時、 あまりに美しい夕日にじーっと見とれていました。 今まで何度も見ていた夕日でしたが、その日は雲ひとつなく山に沈んでいく ...