よくある質問

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Q、お釈迦様は実在した人物?

A,実在した人物です。およそ2500年前にインド北部にあったカピラ国の王子としてお生まれになりました。4月8日が誕生日で「花まつり」というお祝いの行事をしたりします。父ビンビサーラ、母マーヤーの子で生まれた時の名前はシッダッタ(シッダールタ)と言いました。生後7日後に母親が亡くなり、その後はマーヤーの妹のマハープラジャーパティによって育てられました。

2500年前に実在した人物で、これほど詳しく後世に残された人はいないんじゃないでしょうか。

Q,本願寺に東西(お西)(お東)と、いつ分かれたのか?

A,1602年、東本願寺を教如が建立し、事実上東西に分かれたことになる。それ以前に、石山10年戦争といい本願寺教団と織田信長率いる軍勢と戦をしていたが、朝廷介入によってようやく10年にも及ぶ長い戦いが終わる。その条件として、石山本願寺(今の大阪城)を明け渡すというものであったが、父の顕如、三男の准如がその協定を守り出ていったのに対して、籠城し徹底的に戦うことを選んだのが、長男の実如であった。しかし、顕如が出ていった後にそんな力が残っているはずもなく、しばらくして石山本願寺派明け渡された。その後、三男の准如が顕如より本願寺門主を引き継ぎ、その後1602年に実如がお寺を建てたことが東西分裂の原因となった。ちなみに、次男は浄土真宗に10派閥ある中の興正寺派を作りました。派閥と言っても中が悪い訳ではありません。

Q、戒名を浄土真宗でもらいたい

A,戒名と言わず「法名」(ほうみょう)を言いますが、生前に頂くことができます。京都にある本山本願寺では毎日、法名の授与式が行われています。1万円の懇志が必要になり、さらに内願(ないがん)と言って、自分がつけたい漢字を選ぶこともできます。もちろん相応しい漢字と相応しくない漢字があるので、前もってご相談ください。山口県でも年に1度、山口市にある山口別院でも法名をいただくことができます。死後に分からず名前がつけられるよりも、生前から準備しておくことが大切です。くわしくはお尋ねください。

Q、お焼香の作法について教えてほしい

A、まずお仏壇の前に座り、軽く一礼します。次にお線香を取り寝かせて香炉に入る大きさまで折ります。折った線香に火をつけて、香炉に寝かせます。その後、念珠で手を合わせて合掌礼拝(ここではゆっくり、深く一礼)します。最後に、軽く一礼して席を立ちます。お焼香の回数は1回で、頭の上まで上げません。

Q、お仏壇の真ん中にご安置している仏様の名前は?

「阿弥陀如来」といいます。お仏壇もお寺の本堂も同じく「阿弥陀如来」です。「仏説阿弥陀経」「仏説無量寿経」「仏説阿弥陀経」というお経にも説かれてある仏様で、この仏様の特徴は、「すべての人々を等しく救う」と願いはたらかれた仏様です。病気を治す訳でも、お金を稼げるようになる仏さまではありませんので、そのようなお願いをしても効果はありません。浄土真宗の寺院には、お守り・祈願祈祷は一切ありません。それは、中心に「阿弥陀如来」をご安置しているからです。かならず命終えていく私達の行き先を導いてくださる仏さまですので、現世での健康とお金の問題は専門外ですので、お仏壇の横に「宝くじ」をお供えすることはやめましょう。阿弥陀様は人物ではありません。仏様ですので、この世にお生まれになった人ではありません。一方、お釈迦様は昔インドに実在されたお方ですので、違いを整理しておきましょう。

Q、念珠の持ち方とは?

A、いつもは左手で持ちます。ですので、自然とお焼香をするのは右手になります。インドでは、左手は不浄なものを扱い、右手は口に運ぶものなど手を使うとあるように、左右で役目が分かれています。お焼香の作法でも、その名残なのか右手で物事を動かし、左手には常にお念珠があります。お念珠で合掌するときには、親指と人差し指の間にかけて、そこに両手を合わせます。ヒモは下にぶら下がるようにかけます。

Q、仏壇の向き

A、お仏壇を新たに迎えられた人にご相談されることですが、「北向きは位置が悪い」という事についてそんな事はありません。仏壇をご安置するのに、良い方向も悪い方向もありません。また1階和室だと2階を歩く真下にあるので駄目ということもありません。一番手を合わせやすい場所、毎日仏様を拝む場所であれば、家の中であれば問題ありません。では、なぜ「北向きが駄目」と言われるようになったのでしょうか。風通しや日当たりの事を心配して、大切に扱って欲しいと思った先人の方々の思いがあるのでしょう。また北枕といって、亡くなったら北向きに寝かせるという習慣がありましたので、北向きという方向が駄目な方向なんだと思い違いをされたことかと思います。ですので、仏壇の向きは家族の者が手を合わせやすい場所にご安置いただけたらと思います。

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