藤本弘信

2013年、大学院を卒業し、26歳で実家の寺に帰山。 2025年より住職に就任。 現在、ホームページの充実や継職法要の準備に励みながら、 日々、お念仏のみ教えをお伝えできるよう努めています。

ある百回忌の法事

2019/3/18  

法話 ある時、百回忌のご法事をお勤めした後、会話の中で故人との関係を聞いてみますと、 「私の姉です。」という返事に驚きました。詳しく話を聞いてみますと、 姉は生まれてすぐ亡くなったんです。私よりずっと ...

いつも阿弥陀様はご一緒です

2019/1/17  

私たちが日頃お経をとなえる時に読んでいるのは「正信偈」というお経です。 「帰命無碍光如来 南無不可思議光」(きみょうむりょうじゅにょらい なもふかしぎこう) とお唱えします。これはどういう意味でしょう ...

no image

阿弥陀様とお釈迦様

2019/1/17  

本堂の中を見てみますと、中央にキンキラキンの仏さまが御安置されています。 これは阿弥陀(あみだ)という仏さまで、阿弥陀仏・阿弥陀如来とも申します。 阿弥陀様は、この世に人間として生まれてきた人間ではあ ...

no image

傘を捨てるのだ

2025/4/9  

最近は雨が多くて思うように剪定作業が出来なくて困ってます。急に寒くなったので、 秋の終わりでしょうか。寒さが強くなる前に剪定を終わらせたいと思います。 雨が多いですね。朝は曇りだからといって傘を忘れな ...

no image

生死の苦海ほとりなし

2019/1/17  

親鸞聖人の言葉に(『高僧和讃』龍樹讃) 「生死の苦海ほとりなし. ひさしくしづめるわれらをば. 弥陀弘誓のふねのみぞ. のせてかならずわたしける」 現代語訳では 生死の世界は苦しみばかりの海のように果 ...

no image

生死の苦海ほとりなし

2019/1/17  

親鸞聖人の言葉に(『高僧和讃』龍樹讃) 「生死の苦海ほとりなし. ひさしくしづめるわれらをば. 弥陀弘誓のふねのみぞ. のせてかならずわたしける」 現代語訳では 生死の世界は苦しみばかりの海のように果 ...

no image

ここを去ること遠からず

2019/1/17  

『観経』に、「阿弥陀仏、ここを去ること遠からず」とあります。 お釈迦様が韋提希夫人に説法されるのですが、現代語訳するならば 「阿弥陀仏のいらっしゃるお浄土は、ここ(私の所・娑婆世界)から遠くにあるので ...

no image

念仏者は無碍の一道なり

2019/1/17  

歎異抄七条は 「念仏者は無礙の一道なり。そのいはれいかんとならば、信心の行者には、 天神・地祇も敬伏し、魔界・外道も障礙することなし。罪悪も業報を感ずるこ とあたはず、諸善もおよぶことなきゆゑなりと云 ...

no image

灯火

2019/1/17  

ローソクは、自らの蝋を燃やしながら光を発しています。 最近、法事のお参りで、とても綺麗なローソクを見ました。 「とても綺麗なローソクですね。つけるのが勿体無いですね」 「どうぞ火を付けてください。でな ...

no image

南無の一声

2019/1/17  

宗祖親鸞聖人とともに第8代蓮如上人を中興の祖として仰がさせていただきます。 蓮如上人の御在世当時は、本願寺教団は今のように大きいものではありませんでした。 しかし、各地に伝道布教をして、日常勤行に正信 ...

no image

帰依処

2019/1/17  

人生は旅に譬えられます。 一人として同じ旅(人生)はありません。自ら歩みをすすめることによって、 世界は開け可能性は大きく広がり、新たな世界(視野)が見えてくるのであります。 まさに人生をパイオニアの ...

no image

さびしいとき

2019/1/17  

さびしいとき わたしがさびしいときに、 よその人は知らないの。 わたしがさびしいときに、 お友だちはわらうの。 わたしがさびしいときに、 お母さんはやさしいの。 わたしがさびしいときに、 ほとけさまは ...

no image

まことの言葉

2019/1/17  

そんかとくか 人間のものさし うそかまことか 仏さまのものさし (相田みつお) 私たちが行動をするときに、多くは自分にとって損か得かを考えて、 役立つ・意味がある・利益があることは進んで行動しますが、 ...

no image

帰るべき所

2019/1/17  

このような話を聞いたことがあります。その方は転勤が多い家庭で育ったので、 「ここぞ故郷」といえるような場所はなかったようであります。 大人になり働き始めた頃、仕事にも慣れてきたので長期休暇を利用して、 ...

no image

いただきます

2019/1/17  

今、公立の学校では食事の最初と最後に、「いただきます」・「ごちそうさまでした」と 言わないようにしていると聞いたことがあります。 いかがでしょうか?近所の学校では「いただきます」・「ごちそうさまでした ...

no image

広大無辺の阿弥陀様

2019/1/17  

「帰命無量寿如来 南無不可思議光」と正信偈が始まりますが、この2句はどちらも 同じ意味であることをご存知でしょうか? 「帰命」とは、帰依する・お任せするという意味でありますが、 「南無」も同じ意味なの ...

no image

無碍光の仏さま

2019/1/17  

阿弥陀如来さまを、色々な方法・喩えで讃嘆されますが、その1つに無碍光の仏さまと 表せられます。 正信偈には 普放無量無辺光 無碍無対光炎王 清浄歓喜智慧光 不断難思無称光 超日月光照塵刹 このように、 ...

no image

法話を聞いた後には

2019/1/17  

蓮如聖人は、法話が終わったら話し合えとおっしゃっています。 前々住上人(蓮如)御法談以後、四五人の御兄弟へ仰せられ候ふ。四 五人の衆寄合ひ談合せよ。かならず五人は五人ながら意巧にきくものなるあ ひだ、 ...

no image

喜び終えていける命

2019/1/17  

お釈迦様は「生老病死」と一切皆苦と述べられています。 「人間死んだら終わりよ」「老いも病も死もダメ」ならば、かならず苦しみばかりの 人生の終焉となるでしょう。この問題は避けて通ることができません。 い ...

no image

子どもが生まれて親となる

2019/1/17  

子どもとは、親から生まれてくるという事は皆さん納得していただけるかと思います。 では、親は子どもが生まれてから親になるという事はどうでしょうか? 生を授かり、母体の中で大きくなる中で、同時に親とならせ ...