藤本弘信

2013年、大学院を卒業し、26歳で実家の寺に帰山。 2025年より住職に就任。 現在、ホームページの充実や継職法要の準備に励みながら、 日々、お念仏のみ教えをお伝えできるよう努めています。

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安心

2019/1/17  

浄土真宗の教えを勉強していると、漢字の読み方が日常とは異なるものがあります。 安心という言葉は、その代表的な1つです。 一般的には、「安心」と書いて「あんしん」と読みますが、仏教では「あんじん」と読み ...

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尊ばれる命

2019/1/17  

現代日本の問題として、物事が役に立つかどうか、価値が有るかどうかで測ってしまう 傾向にあるようです。 テレビ番組でも、家にあるお宝を鑑定してもらって、専門家が品物の金額を提示するというものです。 曽祖 ...

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悲喜交流

2019/1/17  

浄土真宗の言葉に、「悲喜交流」(ひきこうりゅう)という言葉があります。 『六要鈔』という存覚上人の書かれた書物の中に出てくる言葉です。 どういった意味かと申しますと、「恩徳讃」を例に説明しますと、 如 ...

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愛と慈悲の違い

2019/1/17  

愛とは、とても素敵なものです。異性への愛、子どもへの愛、親子双方向性の愛と様々です。 これらの姿は否定されるべきものではないかと思います。 けれども、仏教書などを読むと、愛は「渇愛」、「愛欲」など、い ...

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水波

2019/1/17  

なんと読むでしょうか? 「みずなみ」、「すいは」どちらも正解のようです。「すいは」とは読めなくもないですが、 意外な結果でした。パソコンで漢字変換をしてもなかなか出てこなかったので、あまり使われないの ...

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おもてなし

2019/1/17  

2020年に東京オリンピックの開催が決定した時に、「おもてなし」という言葉が印象的でした。 確か流行語にもなったので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 法事の後に、お斎(法事後の食事の名 ...

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3つの回向

2019/1/17  

お経の終わりに、「願以此功徳 平等施一切 同発菩提心 往生安楽国」という四句を称えます。 【書き下し】 願わくはこの功徳をもって、平等に一切に施し 同じく菩提心を欲して 安楽国に往生せん」 【現代語訳 ...

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4つの私

2019/1/17  

自分の見方に4つの視点がある。それが、上の図に示した4つである。 ①私が知っていて、他人が知る私 ②私だけが知っていて、他人が知らない私 ③他人が知っているのに、自分が知らない私 ④自分も他人も知らな ...

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念仏は簡単か

2019/1/17  

念仏は易行(いぎょう)と言われます。これは難行(なんぎょう)に対する言葉です。 難行とは1000日間も山の峰々を走り回る「千日回峰行」や昼夜念仏を称える「不断念仏行」など諸々の行を指し、 易行とは他力 ...

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光と闇の深さ

2019/1/17  

テレビを見ていますと、良いニュースよりも悪いニュースの方が多いですね。 私たちが知りたい事や知っておくべきことは、良い事より悪い事のようです。 噂話も良いことに尾ひれがついて自分にまで届いたことなどあ ...

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家康の言葉

2019/1/17  

徳川家康の言葉に 「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくがごとし」 というものがあります。若い時には味わうことがないであろう、おそらく晩年の言葉かと思います。 高校や大学を卒業する時には思いもしないでしょ ...

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ガンジス河の砂の数

2019/1/17  

お釈迦様は、ガンジス河の砂を一握り掴み、弟子にお話されます。 「このガンジス河の砂の数と、私の手の中にある砂の数はどちらが多いか?」 「はいお釈迦様、それは大地の砂の方が多く、手の中にある砂の方が少な ...

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物干し竿の救いではない

2019/1/17  

浄土真宗の救いは目当ては、「この私」という自覚のもとにある。 親鸞聖人は歎異抄に 「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとえに親鸞一人がためなりけり」 とある。 中央仏教学院に通っていた頃、ある友 ...

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弥陀より救われる

2019/1/17  

現代の生活様式を見てみますと、個々が大事にされているように思います。 良し悪しを判断できる私ではありませんが、この時代には個々が重要視されて集団での 思いやり等が希薄になっているように思います。 以前 ...

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信心の味

2019/1/17  

「信心をいつ頂いたか」なんて聞いてくる人は疑ったほうがいい。 自分がいつ頂いたかなんて知らなくとも、今現に南無阿弥陀仏のお念仏に出遇っているのである。 今、念仏称え、仏法を聞かせて頂いている事に間違い ...

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他力という易行

2019/1/17  

浄土真宗の教えは、他力本願・往生浄土・悪人正機この3つを柱とする教えです。 この他力本願について、今日は少しお話をします。 「他力本願」を辞書で調べてみますと、 ①自分の力でなく、他人の力によって望み ...

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一隅を照らす

2019/1/17  

最澄の著述に『山家学生式』というものがあります。その中に 「国宝とは何物ぞ。宝とは道心なり。道心ある人を名づけて国宝となす。 故に古人の曰く径寸十枚是れ国宝に非ず。一隅を照らす。これすなわち国宝なり」 ...

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何を求めるのか

2019/1/17  

私たちは幸せを求めて生きている。それは当然のことであり、皆が望むことである。 その望み方が人それぞれで、神社に行ってお守りを買う人(家内安全・無病息災・安産祈願など)、 1日の始まりを無事に過ごせるよ ...

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チャイム

2019/1/17  

私は小学校・中学校・高校の頃、あまり勉強が好きな方ではありませんでした。 どちらかというと、勉強しに行くよりも友達に会えることを楽しみに毎日学校に行っていました。 ですので、登校してから家に帰るまでが ...

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かあさんの歌

2019/1/17  

「かあさんが夜なべをして 手袋あんでくれた♪」 という歌を聞いたことがあるだろう。 童謡の中でも有名な曲であるが、その続きを知らなかったので ふと気になり調べてみると、以下にこのような歌詞が続くのであ ...